ビーム物理研究会 若手発表者賞2024を受賞
加速器第三セクションの永山 晶大氏 (特別研究生) が発表した「大強度陽子加速器における遅い取り出しのための非破壊型静電セプタムの開発」がビーム物理研究会・若手の会2024若手発表賞を受賞しました。
本発表は昨年10月に学生優秀発表賞を受賞した日本物理学会の発表内容からの進捗を報告したものです。
非破壊型静電セプタムは、特殊な電場分布を形成してビームの密度を局所的に下げることで、遅い取り出しのビームロス低減を目指した装置です。このためには15対ある電極への印加電圧の最適化が鍵になります。本発表では、新たな印加電圧最適化手法を開発することで目標の電場分布を達成し、シミュレーションでビームロス低減を確認した事を報告しました。
メンテナンス性の向上やビームの大強度化につながる非破壊型静電セプタムの研究開発は、様々な組織から高く評価されています。
----- 関連記事 -----
日本物理学会 学生優秀発表賞を受賞
https://www.j-parc.jp/c/topics/2025/01/14001449.html