「宇宙線ミュオンで古墳を透視プロジェクト！」を開催 - その2 -
2023年4月から東海村、J-PARCセンター、茨城大学、東京都立大学が実施し、宇宙線の一つであるミュオンを使って、東海村の古墳の内部を非破壊で調べるプロジェクトが始まりました。
この活動は毎月1回の頻度で行われます。
8月の活動の様子
◆◇◆ 簡易測定器組み立て体験 ◆◇◆
8月3日（木）、6日（日）、8日（水）に31名の子どもたちが「簡易測定器組み立て」を体験しました。これまでの講座は座学が中心でしたが、今回は子どもたち自身で簡易測定器を組み立てる、という体験型の講座でした。
専門家や茨城大学生のサポートを受け、グループ内で協力しながらシンチレータや回路の組み立てなどの工程を経て、簡易測定器が完成しました。自分たちで組み立てた簡易測定器をオシロスコープに繋いだところ、宇宙線ミュオンを検出したことを示す信号が画面に現れました。繊細な作業の末に組み立てた簡易測定器で検出できたミュオンの信号を見て、子どもたちの喜びもひとしおだったようです。
◆◇◆ J-PARC施設見学 ◆◇◆
8月27日（日）に47名が参加し、J-PARCの施設見学を開催しました。まず、小林センター長からJ-PARCの概要についての紹介がありました。その後、3班に分かれてリニアック、物質・生命科学実験施設（MLF）、ニュートリノ実験施設を見学しました。いずれも普段見学することができない施設なので、この講座を楽しみにされていた方も多かったようです。各施設とも研究者の説明を聞くだけでなく、疑問に思ったことを研究者に質問しながら見学することができたので、参加者にとっては貴重な体験になったようです。
このプロジェクトは、今後も様々な活動を続けていきます。
詳しくは東海村ホームページをご覧ください。https://www.vill.tokai.ibaraki.jp/soshikikarasagasu/kyoikuiinkai/shogaigakushuka/9/1/2/8705.html