2026年5月「J-PARC出張講座(授業)」を実施しました。
◆◇◆~2026年5月8日 (金) 、秋田工業高等専門学校 ~ ◆◇◆
秋田工業高等専門学校において、「ミクロの世界を見る加速器の仕組み ~素粒子現象から巨大構造物まで透視するミューオン加速技術~」と題した講演を、加速器ディビジョンの大谷将士氏が行いました。
講演では、加速器の原理や医療応用などの利用例を紹介した後、大谷氏の専門であるミューオンの利用や、その加速技術を用いた素粒子研究など、最新の技術開発・研究の展開について紹介されました。
さらに現在、大谷氏が小山高専などを中心に高専と協力して進めている、小型加速器製作を通じた加速器技術者育成活動についても紹介されました。
受講後のアンケートでは、「ミューオンで暗黒物質を調べようとしていることが面白そうだと思った」といった研究内容に関する感想に加え、「各高専で製作されている加速器についてもっと聞いてみたい」「電磁石を作成してみたいので、もう少し詳しく聞きたいです」など、加速器を実際に製作することへの関心を示す声も寄せられました。
◆◇◆~2026年5月27日(水)翰林日本語学院(横浜市青葉区)~ ◆◇◆
J-PARCセンターの小松原 健氏による、「霧箱」をテーマとした科学実験教室を翰林日本語学院で実施しました。
当日は、同学院で日本語を学ぶ2年生の学生たちが参加し、グループごとに「霧箱」の製作に挑戦しました。普段の語学学習とは一味違う科学実験に、学生たちは興味津々。目には見えないつぶ(粒子)が描き出す一瞬の軌跡を、真剣な表情で観察していました。
霧箱の中に白い筋(軌跡)が現れるたびに、教室からは歓声が上がりました。実験を通してJ-PARCで行っている研究への理解を深めるだけでなく、グループで協力しながら「日本語で熱心にコミュニケーションを取り合う姿」も多く見られ、学生たちにとって学びの幅を広げる貴重な機会となりました。
J-PARCでは、大強度陽子加速器、素粒子・原子核物理学、物質・生命科学研究等のトピックスについて、文・理系問わずご希望に応じ、講師を派遣しています。また、オンラインでの講義 (授業) や実験教室なども受け付けています。お気軽にご相談ください。
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