2025年2月4日、ひたちなか市立勝田第三中学校にて「J-PARC出張講座(授業)」を実施しました
◆◇◆2025年2月4日(火)、ひたちなか市立勝田第三中学校~ ◆◇◆
ひたちなか市立勝田第三中学校3年生およそ120名を対象に、「宇宙・エネルギー・放射線に関わる基本的な知識理解を深める」ことを目的とした、「大きな宇宙のひみつとミクロな世界のひみつと加速器と」をテーマに、J-PARCセンター長 小林 隆氏の講演と、「小さなものを『見る』方法」をテーマに、放射線管理セクション 高橋 一智氏による普段目に見えない放射線を可視化する装置作りの二本立てで行いました。
はじめに、J-PARCセンター長 小林 隆氏の講演では、「宇宙の大きさ、ミクロの世界の小ささ」についての話から、「宇宙と素粒子と加速器」、「J-PARCで行われている研究」について、時折自身の体験を踏まえながら語りました。
次に、放射線管理セクション 高橋 一智氏のグループワークによる装置作り「『霧箱』をつかって目に見えない原子核をみてみよう!」では、放射線を可視化する装置「霧箱」作りに挑戦し、α線を過飽和したエタノールで可視化し、「見る」ことができました。
参加された学生からは、
講演の部:
「素粒子、宇宙について知りたい」、
「この宇宙が生まれた理由を知りたい」、
「宇宙にある銀河の数はどのぐらいあるのか知りたい」、
「宇宙には星が何個あるのか知りたい」、
「ブラックホールについて気になりました」。
霧箱作りの部:
「他の放射線では、どの様な飛び方をするのか気になります」、
「他の放射線によっては結果が異なるのか」、
「これ以外の実験方法で放射線は見られますか」、
「放射線が通った後にできる霧が、『ぱっと』現れ、静かに消えていくところが面白かったです。」、
「綺麗!霧を見ていると癒されます」。
などのたくさんの感想が寄せられ、理科やサイエンスに興味をもってもらえた様子がうかがえました。
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