センター長メッセージ
新年度を迎えるにあたりご挨拶申し上げます。
この4月から、もう一期 (3年間) 、センター長の任を拝命いたしました。改めて身が引き締まる想いです。規定により、この3年がセンター長として最後の3年ですので、これまで内外の御協力により進めてまいりました改革を完成させ、次期センター長にお渡ししたいと考えています。
この改革は、一言で申し上げれば利用者や社会と共に未来を創る為の枠組みづくりです。安全安定に稼働し続ける施設運営、利用者とともに成果を生み出し続ける組織運営、その成果を広く社会に還元することで更なる施設の発展に結びつける連携体制、それぞれの枠組みを整備して参りました。
しかしながら、現時点では、改革の準備を終えたという段階にすぎません。もっとも、この「準備期間」にも、利用者と施設の協力で様々な成果を創出してまいりましたが、まだ先達の高い志で建設された大規模研究施設の本来のポテンシャルを十分に具現化できているわけではありません。今後の3年間は、これまで準備してきた枠組みをより具体的に機能させて、施設と利用者が協働で成果をあげていることが、ともに実感できるように一緒に汗をかいて行きたいと思います。
その結果として、J-PARCが日本にあって良かったと多くの人に認めてもらえるように微力ながらも全力で取り組むことをお約束して、新年度のご挨拶に代えさせていただきます。
平成30年4月吉日
J-PARCセンター長
齊藤 直人