国立大学法人一橋大学とJ-PARCセンターが、 データサイエンスに関する研究開発及び教育の推進に向けた連携協力を締結
国立大学法人一橋大学
J-PARCセンター
国立大学法人一橋大学(東京都国立市、学長 中野 聡、以下 一橋大学)と国立研究開発法人日本原子力研究開発機構及び大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構の共同運営組織であるJ-PARCセンター(茨城県那珂郡東海村、センター長 小林 隆、以下 J-PARCセンター)は、『J-PARCセンターに付随するデータを利用したデータサイエンスに関する研究及び教育の推進に係る連携協力協定』を締結しました。
連携協力の主な取り組み
1. 研究開発の発展
大強度陽子加速器施設の潜在的な能力を最大限に引き出すために、データ利活用方法にかかる研究開発に取り組みます。J-PARCセンターには低サンプル・大自由度データといった社会科学系データと同じ困難性を持つデータが数多くあります。両機関の分析方法を交流させることで、新しい知見をもたらすことが期待されます。
また、開発したデータ利活用方法を加速器制御技術や共用実験に適用するための研究開発も進めます。一橋大学の有する社会科学的な課題発見能力を用いて、J-PARCセンターにある科学技術と社会課題を結び付けることで、両機関の研究開発の訴求力向上を目指します。
2. 教育の推進
次世代の人材を育成するために、研究会やサマースクール(インターンシップ)などの教育活動を実施します。J-PARCセンターが実施している素粒子、原子核の研究やエネルギー問題、環境問題を解決するための技術について、一橋大学の学生が学ぶ機会を提供することで、未来の科学技術の発展に貢献することが期待されます。
本協定により、両機関がこれまで個別に進めてきた研究開発や教育をより多角的な観点から進めることができるようになり、一層充実した研究開発や教育の推進が期待されます。今後も、一橋大学とJ-PARCセンターは更に連携・協力を深めていき、学術と科学技術の振興発展に貢献していきます。