プレスリリース

2023.07.03

「令和5年度中性子産業利用報告会」の開催について(報道機関向け取材案内)

J-PARCセンター
日本原子力研究開発機構
茨城県
総合科学研究機構 中性子科学センター
中性子産業利用推進協議会

 

   J-PARC MLF(物質・生命科学実験施設)では、産業利用への取組みを振返り、今後の方向性を示すことを目的として平成29年からこれまで「J-PARC MLF 産業利用報告会」を開催してまいりました。令和4年度からは研究用原子炉JRR-3※※と共に、「中性子産業利用報告会」をスタートさせました。

   この報告会は産業界からの要望に応えるために「中性子・ミュオンで何が見えるか」「何に使えるか」に焦点を絞り、産業界の「見たいもの」とのマッチングを図ることに重点を置いています。

   今回は、中性子産業利用推進協議会が創設されてから15年を迎え、これまでの歩みを振り返るとともに、中性子やミュオンによる小惑星「リュウグウ」サンプル分析などのトピックスを交えながら、大型共用施設からの幅広い報告と産業界の取組みについて報告を行います。

   報道関係各位におかれましては、是非ご来場の上、取材くださいますようご案内申し上げます。

   ※ J-PARC (Japan Proton Accelerator Research Complex) は、高エネルギー加速器研究機構(KEK)と日本原子力研究開発機構(JAEA)が共同で運営している先端大型研究施設で、素粒子物理、原子核物理、物質科学、生命科学、原子力などの学術的な研究から産業分野への応用研究まで幅広い分野の世界最先端の研究がなされ、世界中から研究者が集まっています。MLFでは、世界トップレベルの中性子ビームやミュオンビームを使って、原子や分子の観察から物質・生命の起源を探る研究が行われています。

   ※※ JRR-3(Japan Research Reactor No.3)は、JAEAが有する熱出力20MWの高性能汎用研究炉であり、種々の中性子散乱や中性子ラジオグラフィ等の中性子ビーム実験、中性子放射化分析等の照射実験、ラジオアイソトープの製造などを行っています。また、冷中性子ビームを用いた高分子の構造解析による生命現象の解明等にも役立てられています。

 

 

1. 日 時
令和5年7月13日(木)13時00分~17時30分(受付:12:00開始予定)
令和5年7月14日(金) 9時30分~17時15分(受付: 9:00開始予定)
※ 13日の意見交換会、14日の利用相談・個別相談につきましては取材対象外とさせていただきます。
 
2. 場 所
秋葉原コンベンションホール
東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル2F
 
3. 開催内容 (詳細は別添プログラムをご参照ください) 
 
[ 7月13日 ]
セッション1 : 産業利用の現状と施設報告
セッション2 : 産学連携活動
特別講演Ⅰ)東京大学 一杉 太郎氏による「機械学習・ロボット・研究者が協働するデジタル大型共用施設」
セッション3 : 宇宙科学
 
[ 7月14日 ]
特別講演Ⅱ)CROSS、茨城大学 小泉 智氏による「これからの中性子産業利用、小角散乱の視点で考える」
セッション4 : 高分子・生体材料
ポスターセッション
セッション5 : カーボンニュートラル
セッション6 : 金属材料
セッション7 : 小型中性子源の取組みと大型施設との協奏 (パネルディスカッション)
 
4. 取材申込み
取材を希望される方は、必要事項(お名前、ふりがな、貴社名、電話番号、メールアドレス、ご来場予定日)をご記入の上、7月11日 (火) 12:00までにEメールにてお申込みください。
 
 
【本件に関するお問合せ先】
J-PARCセンター広報セクション 関田、飯島
TEL:029 -284 -4578
E-mail : pr-section[at]ml.j-parc.jp
 
※上記の[at]は@に置き換えてください。