トピックス

2026.07.21

2026年日本アイソトープ協会奨励賞を受賞

  名古屋大学大学院理学研究科 助教・日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター基盤技術開発セクションセクション 外来研究員の奥平 琢也氏が、2026年日本アイソトープ協会奨励賞を受賞しました。
  奥平氏は、中性子偏極デバイス : 3Heスピンフィルタを用いたスピン偏極中性子実験を推進しており、J-PARCにて高性能な3Heスピンフィルタの開発に成功しました。これをJ-PARCの様々な中性子ビームラインで実用化しました。特に熱外偏極中性子ビームを原子核の中性子吸収反応における時間反転対称性の破れの基礎研究に応用しました。J-PARC 物質・生命科学実験施設 ビームラインBL04 「ANNRI」における実験で、原子核が偏極熱外中性子を吸収した後に放出されるγ線に角度分布が生じることを発見しました。さらに、ビームラインBL22 「螺鈿(RADEN)」にて、超伝導磁石と希釈冷凍機を用いて139La原子核標的を偏極し、偏極原子核と偏極熱外中性子の間の断面積のスピン依存性の測定にも成功しました。これらを原子核理論モデルと比較することにより、139Laの中性子吸収反応で時間反転対称性の破れが極めて大きく増幅されうることを明らかにしました。
  7月10日に日本科学未来館にて表彰式が行われました。

IMG_0430_2-1