主催:中性子産業利用推進協議会 生物構造学研究会 |
共催:J-PARC MLF利用者懇談会 生命物質分科会
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新世代研究所 水和ナノ構造研究会
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日本学術振興会 第169委員会 中性子回折小委員会 |
協賛:SPring-8利用推進協議会
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概要:
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大強度陽子加速器実験施設 (J-PARC) に建設された茨城県生命物質構造解析装置 (iBIX) は,加速器の出力に合わせながら調整運転を行い,2008年12月より供用を開始しました.興味深い成果も出始めていましたが,3.11大震災によりJ-PARC全体が被害を受け,運転を停止しました.現在復旧に向けて修復が進んでおり,12月中旬には加速器の調整運転を開始し,物質生命科学実験施設 (MLF) には年末に陽子ビームが届く予定です.1月中旬から各実験装置の調整運転を開始し,早ければ下旬からユーザーの皆様に利用していただくことになります.iBIXの復旧作業も予定通りに進んでいます.
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大震災の影響で本年度のiBIXによる実験はこれまで全く実施されていませんが,J-PARCの復旧も間近になりましたので,iBIXを用いての中性子構造生物学について関係者の議論の場を設ける研究会を開催することにしました.
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蛋白質にとって水和水が必要不可欠であるだけでなく,多くの蛋白質の機能・反応には水素原子が関与しています.中性子結晶構造解析は,X線結晶構造解析で同定することが難しい水素原子を可視化する最も強力な手段ですが,蛋白質の場合には,非常に大きな結晶を必要とするという難点があります.この研究会では,中性子結晶構造解析の研究成果に併せて,中性子結晶構造解析のための結晶成長や,近い将来に中性子結晶構造解析のターゲットとなり得る研究,あるいは水素原子の同定の重要性について議論します.
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プログラム:こちらをご覧ください.
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ポスター:PDF(337KB)をご覧ください.
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テクノ交流館「リコッティ」:
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【電車】 ・上野駅からJR常磐線特急ひたちで約90分 ・JR東海駅下車,東口から徒歩3分
【車】 ・常磐自動車道那珂インター,日立南太田インターから国道6号,約20〜30分 ・東海スマートICから約5分 ※駐車場に限りがありますので,なるべく公共の交通機関をご利用ください. |
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