■ J-PARC News 第47号より       (2009/2) 
●施設利用・施設状況
 平成20年12月23日から物質・生命科学実験施設の中性子利用実験装置7台とミュオン利用実験装置1台の運用が開始され、公募により採択された課題の実験・研究が進められている。

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●産業利用促進に向けた活動:展示会、講演会
(1)  中性子産業応用セミナー
   (さいたま市・2月3日、浜松市・2月5日)

(2)  産業セミナー
   (材料評価法分科会とプラスティック振興会共催、結城市・2月19日)

(3)  東海フォーラム
   「J-PARCの現状」−利用が始まった実験施設−(東海村・2月24日)

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(4)  茨城県ビ−ムライン利用開始記念シンポジウム(東京ビッグサイト)
 平成21年2月18〜20日に開催の国際ナノテクノロジー総合展・技術会議に茨城県と共同でJ-PARC、茨城県中性子ビームライン展示ブースを出典。2日目には「茨城県中性子ビームライ ン利用開始記念シンポジウム」がメインステージにおいて開催され、永宮JーPARCセンター長がJ-PARCの概況説明を行った。続いて茨城県企画部の林眞琴技監が茨城県の中性子産業応用に向けて の取り組みについて講演、また、パネルディスカッションでは「J-PARCにおける中性子の産業利用への期待」と題したテーマで討論が交わされた。

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●特集:JーPARCを利用して出来ること
< 環境・エネルギー・水素利用技術へ >
 中性子はX線などと比較して水素を識別する能力が高いことから、水素吸蔵合金の3次元原子構造解析や水素吸蔵・放出過程の解析に用いられる。水素貯蔵の基本原理を解明し、水素吸蔵の高効率化や耐久性向上を図る。また、燃料電池中の水素挙動を解明することにより、燃料電池 の高性能化を図ることなどにも利用される。

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●施設建設状況、装置製作状況等
(1) 加速器関連
 3つの加速器は、本格的なビーム調整運転を行い物質・生命科学実験施設へのビーム運転と、ハドロン実験施設へのビーム取り出し調整運転を継続実施。
(2) 実験施設関連
 物質・生命科学実験施設は、ビームラインの整備、利用運転を継続実施。ハドロン実験施設は、K1.8BRビームラインの調整試験、K1.8実験エリアの超伝導電磁石の組立て、実験準備棟建設工事を実施。ニュートリノ実験施設は、ターゲットステーションの大型ヘリウム容器 全体の気密試験、前置検出器棟脇の実験準備棟、モニター設備棟の建設を継続実施。
(3) ニュートリノモニタINGRID検出器の組立て
 ニュートリノの前置検出器(鉄構造体とシンチレータプレーンのサンドイッチ構造)の組立て作業が2月9日から開始。

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●残留ガスビームプロファイルモニターによる陽子ビーム形状の観測に成功(ハドロン実験施設)
 ハドロンビームラインでは、ワンパス型の残留ガスビームプロファイルモニター(RGIPM : Residual Gas Ionization Profile Monitor)による陽子ビーム形状の非接触測定に成功した。2月の第一週、一次ビームラインの真空度を10パスカル程度に調整し、十分 な信号が得られることを確認した。ビーム強度は4×1011陽子数/パスカル程度。
 モニターの詳細については、J-PARC News第2号(平成17年5月発行:http://j-parc.jp/ja/news/2005/news-j0505.html)、J-PARC News第9号(平成17年12月発行:http://j-parc.jp/ja/news/2005/news-j0512.html)をご覧ください。

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