J-PARCセンター
2008年6月2日
核破砕反応よる中性子発生に成功
  平成20年5月30日、14時25分、物質・生命科学実験施設核破砕中性子源において、陽子ビームの核破砕反応よる中性子発生に成功しました。 3GeVシンクロトロンで光速の約97%の速度にまで加速した数兆個の高エネルギー陽子の塊を、初めて物質・生命科学実験施設に導入し、中性子源中心部において実際に標的である水銀の原子核をバラバラにする核破砕反応を起こしました。 そして中性子源中心から14m離れた実験室において1cm2あたり数万個の中性子を観測し、初の中性子発生に成功したことを確認しました。
  詳しくは、5月30日付のプレスリリース [JAEA発表] [KEK発表]をご覧ください。
物質・生命科学実験施設制御室で
職員の努力を労う岡ア理事長
(後方左側の画面データが、初中性子の時間スペクトル)
喜びに沸く関係者の集合写真

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