大強度陽子加速器施設


核変換技術研究(第2期計画)
−放射性廃棄物の短寿命化−

再処理施設などから発生した放射性廃棄物には、長時間放射線を出し続ける「長寿命核種」があります。そのため、長期間(〜数万年)にわたるしっかりとした管理が必要です(つぎのページ参照)。

この長寿命核種を分離して取り出し、それに中性子を当てると核分裂反応を起こし、短時間しか放射線を出さない「短寿命核種」に変えることが出来ます。

これを「核変換技術」と言います。短寿命核種に変えてから保管すれば、およそ千年間くらいで、自然界と同じ程度の放射線レベルにまで下がります。さらに確実な管理ができます。

千年間は長いように感じますが、奈良や京都の歴史的遺産を管理してきた時間より短いので、十分に管理できる時間ですね。

このような研究を、J-PARCの第二期計画として進めることを検討しています。
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